おいしいのために(茶葉を選ぶ)

コラム「お茶の壷」第五話
おいしい中国茶・台湾茶を心ゆくまで愉しみたいあなた。
そのためには茶葉を選ばなくてはいけませんよね。
さて、どうやって選んだら良いのでしょうか。

おいしい中国茶・台湾茶を愉しむためには、おいしいお茶が愉しめる茶葉を選ぶことが肝心です。
「おいしい」の尺度は人によって千差万別とは言え、やはり自分の好みを知ることが第一歩ですね。
清らかな若葉の香りの緑茶、すっきりとしたフルーツのような香りの高山茶、どっしりとしたコクのある岩茶など中国茶・台湾茶は茶葉の種類も多いので、最初の茶葉選びで迷ってしまうのは当然のことです。人がすすめる茶葉が自分の好みに合うとは限りません。また、値段が高いからおいしいお茶を愉しめる茶葉とも言えないのです。

【あなたにとってのおいしい茶葉の選び方】
あなたはご自分の好みを知っていますか?
ご自分の好みが季節や体調によって微妙に変化していることに気付いていますか?
まずは日頃のご自分の嗜好について出来るだけ意識することをおすすめします。そうすれば今の自分が欲している味や香りの好みがはっきりしてきますので、おいしい茶葉を選択するのに役立ちます。
そして茶葉販売店に入ったら、茶葉を良く観察しましょう。

◆茶葉の色つやと形を見る
最初に茶葉の色つやが潤いを持っているか、茶葉の形が整っているか、大きさが揃っているかを観察します。
古い茶葉や、加工、保管状況の良くない茶葉は酸化が進んで変色し、風味が落ちています。
茶葉を噛んでみるのもおすすめです。軽やかに砕ける茶葉は品質が保てていますが、湿気を帯びている茶葉は品質が変化し、劣化していますのでご注意ください。

◆茶葉の香りを聞く
中国茶・台湾茶は種類が多いのですが、それぞれに個性のある香りがあります。ご自分の好みに合う香りかどうか注意深く香りを確かめてください。いろんな茶葉の香りを聞くことを重ねていけば、ご自身の感覚も磨かれていきます。
かび臭い香りがするものは古くなった茶葉ですのでご注意ください。
※プーアール茶(熟茶)は麹黴を使って後発酵させていますので、茶葉は黴臭い香りがします。

◆試飲する
有名だから、値段が高いから良い茶葉と言うわけではありません。ご自分がおいしいと感じる茶葉を選ぶためには”試飲”はかかせません。専門店ならほとんどの取扱い茶葉を試飲できます。(試飲できないお店では茶葉を買わない方が良い)茶葉の品質の良さは自分自身の感覚で判断します。そしてこの感覚は経験を重ねることで磨かれていきます。
飲んでみておいしいと感じたお茶の味と香りをしっかりと記憶に留めておくようにします。
最後に茶殻を広げて、茶葉の開き具合や色合いを観察しましょう。

これであなたの好みに合うおいしい中国茶・台湾茶の茶葉を手に入れることができますね。
でも、試飲もしたし、好みにも合うからといって、一度にたくさんの茶葉を買うのはおすすめできません。1~2か月で飲み切れる量を購入するようにしましょう。当店ではチャック付きアルミ袋で販売しておりますが、それでも袋を開閉するたびに茶葉は空気に触れ少しずつ劣化していきます。あなたが選んだおいしい茶葉、できるだけ良いコンディションで愉しみましょう。