九谷焼三件杯(華パープル)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

九谷焼三件杯(華イエロー)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

九谷焼三件杯(華グリーン)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

九谷焼三件杯(青粒鉄仙)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

※青粒鉄仙の図柄には金彩が施されていますので、電子レンジではご利用いただけません。

九谷焼三件杯(白粒鉄仙)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

九谷焼三件杯(ひわ地鉄仙)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

九谷焼三件杯(椿青彩)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

九谷焼三件杯(椿黄彩)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼三件杯(グリーン紅白梅)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼三件杯(吉田屋牡丹)

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九谷焼三件杯は旺徳福が設計監修して九谷焼とコラボして製作したオリジナルの茶漉し付マグカップです。容量は150CC。実はこのサイズにこだわりがあります。熱々のお茶から立上る香りを愉しみながら飲み切れる容量です。蓋のサイズや構造にもこだわりがあります。蓋のサイズを茶漉しや本体よりほんの少し大きくすることで蓋を取扱い易くしています。お茶が蒸れたら蓋を外して裏返しに置き、湯切りした茶漉しを載せます。蓋の内側の窪みを深くしていますので染み出て来たお茶が溢れることはありません。九谷の絵柄を見ているだけで癒される一品です。

九谷焼は石川県の南加賀を中心に生産される色絵の磁器です。360年以上前から伝統を受け継ぎながらもそれだけにとどまらず、独自で新たな技法や表現に挑戦し続けてきました。多様性も九谷焼の大きな魅力のひとつです。

工夫茶基本セット(A)

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工夫茶基本セットA:茶壷(花紋壺:160cc)、茶杯、聞香杯、茶海(公杯)、茶盤(竹製)、茶漉しの6点セット
以前にご好評いただきました工夫茶基本セットの茶壷と茶海をグレードアップして再登場。
※セット割引として単品価格合計11,990円を10,000円(約16%割引)でのご提供です。

工夫茶(ゴンフゥチャ)とは茶芸のひとつです。中国語で「工夫」とは丁寧にとか手間を掛けると言う意味があります。茶器を揃え、天の恵みであるお茶の最後の一滴まで丁寧に抽出し、お茶の香りを愉しみ、味わうための手順です。工夫茶では特に香りを愉しむことを重視しています。茶芸のひとつとは言っても、形式にこだわるより自分なりの愉しみ方を色々お試しください。おいしいお茶が愉しめますよ。

工夫茶基本セット(B)

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工夫茶基本セットB:茶壷(圓融壺:180cc)、茶杯、聞香杯、茶海(公杯)、茶盤(竹製)、茶漉しの6点セット
以前にご好評いただきました工夫茶基本セットの茶壷と茶海をグレードアップして再登場。
※セット割引として単品価格合計11,990円を10,000円(約16%割引)でのご提供です。

工夫茶(ゴンフゥチャ)とは茶芸のひとつです。中国語で「工夫」とは丁寧にとか手間を掛けると言う意味があります。茶器を揃え、天の恵みであるお茶の最後の一滴まで丁寧に抽出し、お茶の香りを愉しみ、味わうための手順です。工夫茶では特に香りを愉しむことを重視しています。茶芸のひとつとは言っても、形式にこだわるより自分なりの愉しみ方を色々お試しください。おいしいお茶が愉しめますよ。

花鳥茶缶

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磁器製の茶缶です。蓋は金属製でしっかりと閉まり、茶葉の保存に適しています。
名前の通り花と鳥の絵柄が描かれており、茶葉の保存だけでなく、茶道具の横に置かれた姿を見ているとホッとします。とっても可愛いアイテムです。

※直径5㎝、高さ10.5㎝。粒状の茶葉が50g保存できます。

竹製茶盤(小:栗色)

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竹製茶盤(小:栗色)
サイズ:275m×186m×65m
工夫茶を愉しむ時にあると便利。雰囲気もアップしますよ。シンプルで使いやすい茶盤です。小ぶりなサイズ感がおすすめです。

おいしさを保つ茶葉の保存方法って・・・

お気に入りの茶葉を手に入れ早速淹れてみたあなた。「う~ん、やっぱり春の新茶は香りが清々しい・・・。」
買って来た茶葉は50g。次回お茶を淹れる時までどのように保存すればいいんだろう?

コラム「お茶の壷」第10話
中国茶・台湾茶のおいしさを保つ茶葉の保存方法についてお話ししましょう。
サイト内「中国茶の基礎知識」でも簡単にご案内していますが、ここではもう少し深く掘り下げてみます。

保存方法を知るためには、まず茶葉の性質・特徴について知っておく必要がありますね。
一般的に茶葉は吸湿性、酸化、においの吸着性を持っています。そのため茶葉は湿度、温度、空気、光を含む周辺環境の作用によって、茶葉に含まれる多くの化学成分が変化することで劣化し、風味が損なわれてしまいます。

・茶葉の吸湿性
茶葉には人の血管のように毛細管がはりめぐらされています。また、茶葉には親水性のある多糖化合物が含まれています。そのため空気中の湿度が高くなると、茶葉は水分を吸収してしまい、茶葉内部の水分含有量が増えていきます。

・茶葉の酸化
茶葉の酸化とは茶葉が劣化すると言うことです。茶葉内部に含む水分含有量の増加や保存環境の温度が高いなどの条件のもとで茶葉の酸化がおこりやすく、酸化がはじまると茶葉の変質速度が速まります。

・茶葉の吸着性
茶葉の毛細管にはにおいを吸着する特性があります。保存中に他のにおいのあるものと一緒にすると、茶葉はそのにおいを吸着してしまいます。

茶葉は水分やにおいを吸着しやすく酸化しやすい特徴を持つことがわかりました。
では茶葉のおいしさを保つために気を付ける保存環境について考えてみましょう。茶葉の変質と劣化の原因は茶葉の中にある化学成分の酸化によるものです。この酸化を引き起こす主な要素は空気中の湿度、温度、酸素、光(紫外線)の四つです。

・湿度
茶葉は水分を吸収しやすいため、湿度が高くなれば水分をより多く吸収します。茶葉の水分含有量が増加すると、クロロフィルが溶出し、ポリフェノールの酸化と、酵素と酸素による反応が進みます。水分を多く含み過ぎた茶葉は、味が薄くなり香りが消え、品質が低下してしまいます。

・温度
保存環境の温度が高くなればポリフェノールの酸化など化学反応の進行が速まり、茶葉の品質が低下します。

・酸素
酸素は茶葉内部の元素と反応し、脂質類が酸化重合することで茶葉の劣化を進めます。

・光(紫外線)
光は茶葉内部の各成分の化学反応を進行させ、色素を酸化変性させます。

茶葉のおいしさを保つ保存方法。これでもうお分かりですね。
茶葉を劣化させる、湿度、温度、酸素、光、この四つの要素を取り除くことです。おすすめの保存方法をご案内します。

①茶缶での保存
密閉度が高く光を透さない茶缶を使いましょう。茶缶は清潔を保ち、茶缶に異臭がないかよく確認してから茶葉を保存します。シリカゲルなどの防湿剤を入れておくのも効果的です。おすすめはページトップの画像にある錫製の茶缶。錫は密閉度が高くイオン効果もあって、茶葉の保存には最適です。(値段がちょっと・・・)
茶缶の口径は茶葉を取り出しやすい大きさを選びましょう。必要量の茶葉を取り出したら出来るだけ早く蓋をします。空気に触れる時間を少なくすることがポイントです。熱源の傍など温度が高くなる場所を避ければ常温で大丈夫!

②冷蔵庫での保存
冷蔵庫で茶葉を保存すると品質の劣化がゆるやかで、茶葉の鮮度を保つことができます。ただし注意すべきことがります。
一つは”密閉度”。茶葉を入れる容器や袋がしっかりと密閉できることが重要です。密閉度が低いと、保存中の茶葉自体が冷蔵庫内の脱臭剤になってしまいます。茶葉はにおいの吸着性が高いことを忘れないでください。
もう一つは、冷蔵庫で保存していた茶葉をお使いになる時には、冷蔵庫から出してすぐに容器や袋から茶葉を出してはいけません。しばらく常温にならしてから茶葉を取り出しましょう。これは、冷蔵庫内で冷たく冷やされた茶葉と容器・袋を冷蔵庫内から取り出してすぐに容器の口を開くと結露が起こるからです。一気に風味が落ちて行きますのでご注意ください。

③茶壷での保存
通な方におすすめ。茶壷や瓶の中の外周部に包装された茶葉を置き、中央部には布袋に入れた石灰を置きます。石灰は湿気を吸収してくれますので、容器内の水分を調整してくれます。長期の保存が可能です。

おいしい中国茶の旺徳福では、アルミ製のパッケージに茶葉を入れて販売しております。チャック付きですので、必要量の茶葉を取り出したら出来るだけ空気を抜いてシールします。そのまま常温で保存できるのでとっても便利。そして茶葉を買うときは出来るだけ小袋の容量がおすすめです。例えば100g買う場合には、50g入りを2袋にすると、最初の一袋目を開封しても別の袋の50gは空気に触れずに保存できます。


※カメラ故障中のため画像はイマイチですが・・・

「味と香りが違うんですが・・・」

好久不見(hao jiu bu jian)
中国語で「お久しぶり」と言う意味です。

新型コロナウイルス感染拡大が収まりません。最後の切り札と言われるワクチン接種もいつになったら順番が来るのかわかりません。順番が来てもワクチン接種はしたくないのが本心ですが、これから先はワクチンを接種しないと海外へは渡航出来ないようです。中国、台湾への現地買付のためにはワクチンを打つしかなさそうです。店舗の方は感染拡大防止のためにエタノールの自動噴霧器設置、殺菌効果の高い空気清浄機の設置、トイレの自動化などを行い、換気やテーブル・椅子のアルコール消毒を実施しています。お陰様で補助金も出ましたが自前の出費も結構な金額です。このコロナ対策や各種申請手続きなどに時間を取られ、気が付いたら相当時間が経ってしまいました。

このコラムも久しぶりの執筆になります。そこで、第9話は前回の復習と言うことで、オンラインショップのお客様からいただいたクレームのお電話についてのお話しです。このお客様のお話しでは、とある女優さんがテレビ番組に出演し「蜜蘭香はまるでマスカットのような香りがする」と絶賛されるのを見て、当店のオンラインショップで蜜蘭香をお買上になられました。届いてすぐにお茶を淹れてみたところ「まったくマスカットの香りがしないんですけど・・・」と言うことでお店に電話を掛けてこられました。香りや味については一般論として蜜のような蘭のようななどの感覚の世界ですので、人それぞれのこれまでに培った経験値によって様々です。例えば同時に数人で同じお茶を飲んで感想を話すとき、全員が同じ答えを出すことは少ないです。しかし、感覚の違いとは言え、マスカットではなくても他のフルーツ系あるいはフローラル系でもなく、このお客様のご感想はまったく違うものでした。

そこでお客様にどのようにお茶を淹れられたかをお尋ねしてみました。お電話でお話を伺いながら一つの問題点を思い浮かべていました。前回(第8話)コラムでお話しした茶器による味・香りへの影響についてです。案の定、このお客様は永年日本の緑茶を淹れるために使って来た陶器の急須で蜜蘭香を淹れたそうです。日本の緑茶は独得の渋みが特徴的です。しかも永年使い込んだ急須には緑茶の渋みがしっかりと吸着されています。この急須でマスカットの香りは無理ですね。ガラスか磁器の急須をお使いになるか、ガラスか磁器のカップで淹れてみることをご提案させていただきました。

※写真は可愛い豚さんの茶壷と南瓜の茶壷

おいしく淹れるために(茶器の素材)

コラム「お茶の壷」第八話
前回投稿から随分と時間が空いてしまい申し訳ございません。
実は新型コロナウイルス感染拡大防止対策に追われ、消毒用アルコールの確保、自動噴霧器設置、空気清浄機の設置などを行いました。洗い場の自動水栓、トイレの自動化・省エネ化など、まだまだできることがありますので順次実行して参ります。ご来店のお客様に安心してお茶時間をお過ごしいただけますよう対策して参ります。

前置き(言い訳?)はこれくらいにして、早速前回の続きをお話ししていきましょう。
前回はおいしいお茶を淹れるために茶壷や蓋碗、茶漉し付きマグカップなどをご紹介しましたが、今回のテーマはお茶を淹れる道具の素材についてです。お茶を淹れる代表的な茶器である茶壷を題材に、素材について見ていきましょう。

【ガラス】

耐熱ガラスの茶壷でお茶を淹れるとき、茶壷の中の茶葉の状態やお茶の色を眼で見ることができるので、中国茶・台湾茶を始めたばかりの方におすすめの茶壷です。例えば硬く丸まった高山茶の茶葉がゆっくりとほどけて行く様子を観察することができます。バラのお茶や菊茶、八宝茶などを淹れるときは、その色合いを見ているだけでほんのりした気持ちになれますよ。

ガラスの弱点は、”熱し易く冷め易い”ことです。また、素材的に割れ易いのでお茶時間を愉しんだあと、茶壷を洗う時には注意が必要です。布巾で拭くときも、持ち手を持って布巾を強く茶壷に当てて水気を拭き取ろうとすると”ポキッ”っと持ち手が本体からとれることがあります。優しく扱ってあげてください。洗剤で洗うことができますし、茶渋が気になったらキッチンハイターに浸けておけば綺麗になります。

【磁器】

磁器は磁土で作られます。磁土は石英、長石、絹雲母、高嶺石などを含有しており、原料を完全に風化させて細かく砕いて洗い、質の良い磁土を抽出して作られます。また、磁器はガラス質になる成分比率が多いため、1,200℃~1,300℃の高温で焼成します。磁器の表面にかける釉薬も高温で溶けるよう釉薬の成分を調整しています。
磁器の表面は素地が緻密でツルツルとした感触です。これは磁土が焼き締まることで粘土の隙間がなくなるからです。陶磁器の密度と焼成度の指数である気孔率は、磁器の場合は2~8%です。そのため磁器の吸水率は0~0.5%。ガラス質が多いためガラスの茶壷と同様に磁器の茶壷も熱伝導率が高い、つまり熱し易く冷め易いと言えます。

磁器の茶器はしっかりと焼き締まっていますので、お茶の味や香りに影響を及ぼすことがほとんどありません。茶葉が持つ本来の味と香りをそのまま素直に表現してくれるのが磁器の良さです。また気孔率、吸水率が低いので匂い移りもほとんどありませんので、茶器を洗うことで様々な茶葉を愉しむことができます。まさにオールマイティーな茶器と言えます。特に緑茶や清香(チンシャン)を愉しむ安渓鉄観音や台湾の高山茶など発酵度が軽めの茶葉に最適です。

【陶器】

陶器は陶土で作られます。陶土は様々な有機物(鉱物、鉄分、炭化した植物など)を含んだ土ですので有色です。使用する土質によって素焼き後の色見も違ってきます。900℃~1,000℃で焼き上げるため陶器の気孔率は12%~38%。吸水率は8%以上です。そのため陶器の表面は多気孔でザラザラした感触がします。多気孔とは目に見えないほどの小さな孔(あな)がある状態を言います。この状態は表面だけでなく素地の中にもあります。これは素地の中に閉じ込められた空気とも言えます。陶器の中に閉じ込められた空気が断熱材の働きをするため、熱を通しにくく保温性が高くなります。

陶器の茶器は茶湯の高温を保つので、より香り高いお茶が愉しめます。鉄観音や大紅袍などの岩茶、そしてプーアール茶など重厚感のある香りのお茶には最適です。また、多気孔の陶器はお茶の渋さを逃がしてくれるので、よりマイルドなお茶が愉しめます。
陶器は多気孔で吸水率も高いため、気孔の中に香りや味の成分を吸い込みます。例えば陶器の茶壷で同じ茶葉を使って数回お茶を淹れれば、その茶葉の香りが茶壷に染みついて、お茶を淹れる前からお茶の香りを感じることができます。陶器の茶器は香り付けをし、使う度に残ったお茶を表面に塗り、茶器を優しく撫でてあげることで茶器そのものが育って行きます。このことを”養壷”(ヤンフゥ)と言います。ただし、香りが付くと言うことは、違う種類の茶葉でその茶壷を使うことができません。香りや味が混ざり合ってしまうからです。ご自分のお気に入りの茶葉が見つかった時に陶器の茶壷を買い求めて養壷してください。

※紅泥と紫砂
中国茶用の陶器の茶器ですが、赤っぽい褐色のものを”紅泥”、灰色っぽいものを”紫砂”と言います。
紅泥は保温性が高く熱の回りが早いのが特徴です。気密性が高いため、香り高いお茶が愉しめます。反面喉越しは少し硬く感じます。
紫砂は紅泥より保温性が低く冷めやすいのですが、柔らかくて口当たりの良いお茶が愉しめます。喉越し重視なら紫砂茶壷がおすすめです。

おいしいのために(茶器を選ぶ)

コラム「お茶の壷」第七話
お気に入りの茶葉を手に入れたあなた。さて、おいしいお茶をどのように淹れて愉しみますか?

本コラムではこれまで”おいしい”にこだわってきましたが、実はお茶を愉しむことは難しいことではありません。お気に入りの茶葉と湯(水)があれば、いつでもどこでも愉しむことができます。目覚めのお茶、食後のお茶、午後のティータイム、仕事場での一杯、家族や友人と語らいながら愉しむお茶、一人でゆったりリラックスタイムのお茶、いろんな場面がありますね。お茶の淹れ方も様々です。例えば茶馬古道の出発点の雲南地方の人たちは、鉄瓶に湯を沸かし、その中へ直接茶葉を投入してお茶を淹れます。煮出すのではなく、お茶の香りが立ち込めたらすぐに茶杯に注いでお茶を愉しみます。また、中国大陸では湯呑(マグカップやグラス)に直接茶葉を入れ湯を注ぐ飲み方が良く見受けられます。大陸の人は緑茶を飲む人が多いからかもしれませんね。西湖龍井や安吉白茶のほか地元で栽培されたその地方の緑茶や君山銀針などはグラスで愉しむのがおすすめです。グラスの中でゆらゆら揺れる茶葉を眺めているだけでも心が落ち着きます。
そして、このTPOに合わせたお茶を淹れるための茶器があります。実は、使用する茶器や、茶器の形状、素材によってもお茶の味は変化するんです。まずは身近にあるマグカップや茶壷(チャァフゥ:急須)を使って自分好みのお茶を愉しみましょう。

お茶を淹れるための道具として最も良く使われるのは茶壷(急須)ですが、この他にも先にご案内したようにマグカップ、グラス、湯呑、ティーサーバーなどもあります。また、蓋碗(ガイワン)と言って、茶わん蒸しの器のような茶器もあります。この蓋碗、使い慣れるととっても便利な茶器なんですよ。お茶を淹れてそのままお茶を飲んでも良いし、急須のようにお茶を抽出する道具としても使えます。
様々な茶器の特徴や茶器の素材による違いについては次回にお話しすることにして、まずはおいしいお茶で一息淹れましょう。STAY HOME!!

おいしいのために(水を選ぶ)

コラム「お茶の壷」第六話
今回は少しマニアックになりますが・・・
「お水」をテーマにおいしい中国茶の愉しみかたを探っていきましょう。

私は仕事柄中国や台湾へ良く出かけます。また、その昔中国茶が例えば”茶馬古道”を通して伝わった地域や、東南アジアなど各地を旅することがあります。そしていつも思うのですが、水道の蛇口をひねると出てくるお水をそのまま飲用できるのは日本だけですね。しかもおいしいです。
このお水ですが、当然のことながらお茶の味と香りに影響します。おいしい中国茶・台湾茶を愉しむために、お水について知ることで、よりおいしいお茶が愉しめるようになりますよ。

一口にお水と言っても、”軟水”と”硬水”があります。この軟水と硬水は1ℓ中に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量で決められます。WHOの基準と日本の基準では少し違いがあるのですが、1ℓ中に含まれる量が60㎎未満(WHO基準)、100㎎未満(日本基準)を軟水と言います。基準値以上含まれる場合は中硬水、あるいは硬水、非常な硬水と言います。

お茶に適しているのは軟水でしょうか?それとも硬水?
好みによって意見が分かれるかも知れませんが、一般的に硬水でお茶を淹れた場合、お茶に含まれるタンニンはカルシウムと結合しやすいためお茶水の色が濃くなります。また、同じように茶葉に含まれるカテキンがカルシウムと結合することで、風味が希薄になるようです。
軟水でお茶を淹れた場合、硬水でお茶を淹れた時と比べてみると、茶葉の持つやわらかな甘味や爽快感などお茶の細かなニュアンスまで引き出してくれます。お茶を淹れるのに適しているのは軟水と言えるでしょう。

では、日本の水道水は?
日本の水道水は軟水です。しかも世界一と言って良いほど綺麗なお水なのです。蛇口を捻って出てくる水をそのまま飲める国はヨーロッパの一部と日本だけです。水道水は水道法と言う法律で厳しく管理されており、雑菌の繁殖を防ぐために塩素処理されています。この塩素がくせもので、塩素の残存量が多いとカルキ臭として異臭を放つのです。
水道水でお茶を淹れる場合に、このカルキ臭を抜くことでおいしいお茶が入ります。

カルキ臭を抜くには次のような方法があります。
①活性炭入り浄水器を使う
一度沸騰させてからだとさらに効果あり。
②沸騰させる
沸騰して泡がぼこぼこしている状態で2~3分。鉄瓶がおすすめです。
ただし、沸かし過ぎは水中の酸素がなくなり、お水が新鮮さを失ってしまいますのでご注意ください。
③汲み置き
一番簡単な方法ですね。4~5時間汲み置きし、水中の塩素が蒸発するのを待ちます。
できれば前日に汲み置きして1日放置するのがおすすめです。
※カルキ抜きをした水道水は殺菌作用のある塩素が無い状態です。時間が経過すると雑菌が繁殖しますので、早めにお使いください。

身近にあるお水として水道水がありますが、おいしいお茶を愉しむためにミネラルウォーターを購入するのもありですね。このミネラルウォーターにも色々種類がありますので、購入する場合は軟水か硬水か、pHは弱アルカリ性か、中性か、それとも弱酸性なのか、品質表示を良く確かめてご購入ください。

おいしいお茶を愉しみたいあなたに最もおすすめするのが天然水です。
天然水の中でも湧き水が最上。湧き水は常に流れている状態にあるお水で、特に砂岩層を浸透したものは何度もろ過したのと同じで透明度が高く、お茶の味をしっかりと引き立ててくれます。
日本は水が豊富な国ですので、全国各地においしいことで有名なお水があります。今度のお休みには森林浴も兼ねて水汲みに行かれてはいかがでしょうか。

ちなみに、おいしい中国茶の旺徳福の茶房で使っているお水は、石川県能美市仏大寺にある遣水観音霊水堂のお水です。こちらのお水は平成の名水100選に選ばれている清らかな天然水でます。おいしいお茶はもちろん料理にも使っています。当店からは車で30分ほどの距離ですので案外近い場所なのですが、水汲みに来られる方が半端じゃないので、いつも早朝5時頃に汲みに行っております。とってもおいしいお水ですよ。

【遣水観音霊水堂霊水】
pH値:7.7
硬度:27mg/L
ナトリウムイオン:1.1mg/L
カルシウムイオン:7.2mg/L
マグネシウムイオン:2,4mg/L
カリウムイオン:0.15mg/L
硫酸イオン:5.5mg/L
塩化物イオン:1.3mg/L
水素イオン指数:7.7

おいしいのために(茶葉を選ぶ)

コラム「お茶の壷」第五話
おいしい中国茶・台湾茶を心ゆくまで愉しみたいあなた。
そのためには茶葉を選ばなくてはいけませんよね。
さて、どうやって選んだら良いのでしょうか。

おいしい中国茶・台湾茶を愉しむためには、おいしいお茶が愉しめる茶葉を選ぶことが肝心です。
「おいしい」の尺度は人によって千差万別とは言え、やはり自分の好みを知ることが第一歩ですね。
清らかな若葉の香りの緑茶、すっきりとしたフルーツのような香りの高山茶、どっしりとしたコクのある岩茶など中国茶・台湾茶は茶葉の種類も多いので、最初の茶葉選びで迷ってしまうのは当然のことです。人がすすめる茶葉が自分の好みに合うとは限りません。また、値段が高いからおいしいお茶を愉しめる茶葉とも言えないのです。

【あなたにとってのおいしい茶葉の選び方】
あなたはご自分の好みを知っていますか?
ご自分の好みが季節や体調によって微妙に変化していることに気付いていますか?
まずは日頃のご自分の嗜好について出来るだけ意識することをおすすめします。そうすれば今の自分が欲している味や香りの好みがはっきりしてきますので、おいしい茶葉を選択するのに役立ちます。
そして茶葉販売店に入ったら、茶葉を良く観察しましょう。

◆茶葉の色つやと形を見る
最初に茶葉の色つやが潤いを持っているか、茶葉の形が整っているか、大きさが揃っているかを観察します。
古い茶葉や、加工、保管状況の良くない茶葉は酸化が進んで変色し、風味が落ちています。
茶葉を噛んでみるのもおすすめです。軽やかに砕ける茶葉は品質が保てていますが、湿気を帯びている茶葉は品質が変化し、劣化していますのでご注意ください。

◆茶葉の香りを聞く
中国茶・台湾茶は種類が多いのですが、それぞれに個性のある香りがあります。ご自分の好みに合う香りかどうか注意深く香りを確かめてください。いろんな茶葉の香りを聞くことを重ねていけば、ご自身の感覚も磨かれていきます。
かび臭い香りがするものは古くなった茶葉ですのでご注意ください。
※プーアール茶(熟茶)は麹黴を使って後発酵させていますので、茶葉は黴臭い香りがします。

◆試飲する
有名だから、値段が高いから良い茶葉と言うわけではありません。ご自分がおいしいと感じる茶葉を選ぶためには”試飲”はかかせません。専門店ならほとんどの取扱い茶葉を試飲できます。(試飲できないお店では茶葉を買わない方が良い)茶葉の品質の良さは自分自身の感覚で判断します。そしてこの感覚は経験を重ねることで磨かれていきます。
飲んでみておいしいと感じたお茶の味と香りをしっかりと記憶に留めておくようにします。
最後に茶殻を広げて、茶葉の開き具合や色合いを観察しましょう。

これであなたの好みに合うおいしい中国茶・台湾茶の茶葉を手に入れることができますね。
でも、試飲もしたし、好みにも合うからといって、一度にたくさんの茶葉を買うのはおすすめできません。1~2か月で飲み切れる量を購入するようにしましょう。当店ではチャック付きアルミ袋で販売しておりますが、それでも袋を開閉するたびに茶葉は空気に触れ少しずつ劣化していきます。あなたが選んだおいしい茶葉、できるだけ良いコンディションで愉しみましょう。

おいしく愉しむ(飲み方)

コラム「お茶の壷」第四話
前回は五感を研ぎ澄ませておいしく愉しむお茶についてお話ししましたが、では具体的にどのような飲み方をすればよいのでしょうか。
「おいしい」の尺度が人それぞれ千差万別であるように、お茶の飲み方に決まりがあるわけではありません。喉が渇けば大き目の茶杯でゴクゴク飲むのもありです。でも、中国茶・台湾茶に興味を持ち、よりおいしく愉しみたい方におすすめの飲み方をご案内しましょう。

はじめに小さめの茶杯を用意します。中国茶用の茶杯が無ければお酒を飲む時のお猪口でもいいです。小さめの茶杯を使うのはより集中力が増すからです。茶杯にお茶を注いだら、まずは茶杯の中のお茶水の色や透明感などを観察しましょう。親指と中指で茶杯の縁を持ち口元へ運んだら、人差し指で茶杯の上部と口元を覆い隠すようにします。茶杯の持ち方に決まりがあるわけではありませんが、このように茶杯を持つことで香りが散らないようにする効果があります。茶杯のお茶から立上る香りを愉しみましょう。
茶杯の中のお茶は三口で飲むと品が良いと言われています。”口”と言う漢字三つで”品”と言う字になるからだそうです。また、お茶を飲むことを中国語では”品茶”(ピンチャァ)とも言います。なので三口で飲む。ダジャレっぽい感じですが、実際にお茶を飲む時は三口で飲むのがおすすめです。

まず一口目を口に含みます。すぐに飲み込むのではなく、お茶を舌の上でしばらく転がすようにして、舌のすべての部分でお茶を感じるようにします。そして喉の奥へと運びます。
二口目。すでにお口の中もお茶の熱さになじんでいるので、お茶を含んだあとはお口の中全体でお茶を愉しみましょう。口先から少し空気を吸い込んでクチュクチュとお茶と空気を混ぜます。お口の中に拡がる香りもしっかりと愉しみます。なんだかワインのテイスティングみたいな感じですね。
三口目はご自分の感覚を確かめるようにゆったりとお茶をいただきます。喉の奥から戻ってくる香りを感じられたら上級者。愉しむこころでお茶をいただくことで、人間の感覚はさらに研ぎ澄まされていきます。より深く中国茶・台湾茶を愉しむことができるようになりますよ。
茶杯のお茶を飲み終えたら、最後に茶杯に残る香りを愉しみましょう。お茶水から立上る香りとは一味違う香りを愉しめますよ。

おいしく愉しむ

コラム「お茶の壷」第三話
おいしいを探る旅はまだ始まったばかりですが・・・
ここでいったんおいしいお茶をおいしく愉しむことについて考えてみたいと思います。

先日ご来店いただいたお客様から「お店で淹れた時のお茶はすごくおいしかったんだけど、茶葉を買って自宅でお茶を淹れてみたところ、おいしいんだけどお店で飲んだ時ほどの感動が無かったんです。」とのお言葉をいただきました。
お茶の淹れ方、使うお水など、お店でお茶を淹れるときと条件が少しは違っているんだろうと想像しますが、一番違っていることは、お茶を飲む時のあなたの感性の違いなのではないでしょうか。

ここでちょこっとお店の宣伝。
おいしい中国茶の旺徳福の茶房では、”工夫式中国茶・台湾茶”を体験していただけます。
茶葉のご案内から始まり、茶器のご説明、おいしい淹れ方をご案内しながら、お客様がご自分でおいしいお茶を淹れて愉しんでいただけます。(お茶請け付 税込800円)
「中国茶教室や中国茶入門講座」のお問合せを受けますが、茶房で”工夫式中国茶・台湾茶”を体験されれば、中国茶教室に入門したのと同じです。例えばお友達と3人で体験すれば一度に3種類の中国茶・台湾茶をお愉しみいただけます。

さて、お話しを戻しますが、茶房で”工夫式中国茶・台湾茶”を体験されるとき、まずあなたは日常とは違う空間にいます。そしてご注文された茶葉がどんな香りを感じさせ、どんな味がするんだろうかと興味津々でお茶を愉しむ時間を過ごすことになります。五感を研ぎ澄ませ、集中力を高めながらお茶を愉しみ、そしてゆったりとした時間の流れとともに心も身体も癒されることでしょう。
もうお分かりですね。あなた自身の感性がお茶を愉しむことに向けられ、集中力が増しているからなのです。

お茶の愉しみ方は人それぞれ。喉の渇きを潤すお茶、様々な健康効果を期待していただくお茶、そしてリラックス・リフレッシュのためにいただくお茶。古来からお茶は生活の中に溶け込んできました。天の恵みへの感謝の気持ちを持っていただく一杯のお茶。おいしいを愉しむ心を持っていただくお茶は格別ですね。
おいしいお茶を淹れる技術より、おいしく愉しむ心を持つことが始まりなのかも知れませんね。

おいしい中国茶の淹れ方(もっとおいしく)

コラム「お茶の壷」第二話。
さて、第一話でお話しした中国茶・台湾茶のおいしい蒸らし時間は見つかりましたでしょうか?
茶葉の種類によって、あるいはお茶を淹れる茶器によっても味や香りの出方は変わりますが、基本は茶葉の量と、お湯の温度、そして蒸らす時間の関係性であることは前回お話しした通りです。
まずは蒸らす時間を探ることからはじめますが、自分がおいしいと感じる蒸らし時間で淹れたお茶に、たとえばもう少しコクのある味が出したくて蒸らし時間を少し伸ばしてみたら、確かに味は深みを増したけど少し渋みや苦味が出て来て満足できなかったなんてことありませんか?

そこで今回は「もっとおいしく」をテーマに中国茶を愉しみましょう。
そもそもお茶を淹れるとは、茶葉に含まれる成分を抽出すると言うことです。
成分を抽出するための基本は、茶葉の量、お湯の温度、蒸らし時間の関係性ですが、もっとおいしいお茶を愉しむために、それぞれの条件についてより深く探ってみましょう。

茶葉の量
蒸らし時間を一定の時間にしたとき、茶葉の量を多く使えばお茶は濃く入ります。茶葉の量を少なくすればお茶は薄く入ります。また、茶葉の量はお茶の濃さに影響するだけではなく、茶葉を多く使えばより短時間でお茶の成分を抽出できます。お湯の温度や蒸らし時間とも関係しますが、例えば岩茶の大紅袍を淹れるとき、コクのある味わいを引き出そうとして蒸らし時間を長めにしたら、コクのあるお茶は淹れられたけれど味に苦味が出てしまった。このような時には茶葉を多めに使い、蒸らし時間を短くすることでコクがあり苦味を抑えたお茶が淹れられます。

お湯の温度
お茶の風味の決め手は味と香りですが、お茶の旨味として抽出される代表的な成分はアミノ酸系の物質です。この旨味成分はお湯の温度にあまり関係なく溶け出してきます。蒸らし時間を長くすることでより多く抽出できます。
一方、茶葉からはアミノ酸系物質の他にタンニン(苦味)やカフェイン、タンニンによって作られるカテキン、また、ビタミンCなどの水溶性の栄養成分や香りの成分も抽出されます。お湯の温度が影響するのはタンニンや香りの成分です。タンニンはお湯の温度が高いほどより多く溶け出す性質があります。お湯の温度を低く下げれば苦味が出にくくなり、甘みを引き出すことができます。
香りの成分はどうでしょうか?
香り成分は揮発性のものですので、お湯の温度が高い方が香りが高くなる性質をもっています。一口に中国茶・台湾茶と言っても様々な種類の茶葉がありますので、茶葉によっておいしいお茶を淹れる温度も変わります。例えば中国を代表する緑茶である”西湖龍井”の場合は、お湯の温度を下げることでより甘味を引き出せます。でも、あまりに温度を下げ過ぎると栗のようなコクのある独特の香りが薄くなってしまいます。自分なりのおいしさを求めてお湯の温度をコントロールしてみましょう。

蒸らし時間
蒸らし時間(抽出時間)は同じ茶葉の量、同じお湯の温度でお茶を淹れる条件のもとでは、蒸らし時間を長くすれば茶葉の成分をより多く抽出することができますし、蒸らし時間を短くすれば抽出される成分は少なめになります。つまり、蒸らす時間の長さで茶葉の成分抽出量をコントロールすることができるということです。
コクのあるお茶を愉しもうとして、蒸らし時間を延ばせば確かにコクは感じられるようになりますが、同時に苦味や渋味も出てしまった。そんな時はどうすれば良いか?もうお分かりですね。茶葉の量を増やして短時間で抽出すれば良いってことですね。

茶葉の量、お湯の温度、抽出時間、この3つの条件の関係性を工夫して、もっとおいしい中国茶を探り出してください。

おいしい中国茶の淹れ方(おいしいを探る)

コラム「お茶の壷」第一話は”おいしいを探る”についてお話します。
おいしい中国茶の旺徳福WEBサイトの記事に次のように書いています。

お茶は嗜好品であり、「おいしい」という尺度は人それぞれ千差万別です。個人の好みやその日の気分、体調が、味覚に大きく影響します。道具や作法にこだわらず、楽しみながら経験を積んで、自分自身の「おいしさ」を見つけ出してください。

自分なりの「おいしさ」をどうやって見つけ出すの?
茶葉の良しあし、お茶を淹れるときに使うお水の水質と温度、お茶を淹れる茶器など様々な条件でお茶の風味や香りが異なります。どのような条件で、どのように淹れたか、おいしいと感ずるお茶が淹れられたか、これらを記憶に留めながら経験値を上げていくのが王道なのだろうと思います。
では、茶葉の良しあしの見分け方、お水についての知識、茶器の種類やその特徴など、学ぶことが多すぎていったいどこから始めたら良いのだろうか?益々迷いの深みにはまり込んでしまいますね。
茶葉の見分け方などこれらのことについては今後少しづつお話することにします。

まずは入門編としておすすめする方法をご案内させていただきます。
おいしいお茶を淹れる様々な条件については先に述べた通りですが、お家や仕事場でお茶を淹れるときに使う茶器はいつも決まったものをお使いになると思いますし、使うお水も同じかと思います。
そこでご提案です。おいしいお茶を淹れる基本は、茶葉の量と、お湯の温度、そして蒸らす時間の関係性です。
おいしいお茶を淹れる3つの条件のうち、まずは使う茶葉の量を常に一定にします。また、お湯の温度も一定にします。
そうすると変化する条件は蒸らす時間ですね。はじめは蒸らす時間で自分にとってのおいしいを探ることから始めましょう。45秒がおいしいと感じるか、1分がおいしいのか、あるいは1分20秒がおいしいと感じるか、自分にとっての最適な蒸らし時間を見つけ出してください。その日の体調によっても感じ方は変わると思いますが、徐々に自分にとってのおいしい蒸らし時間が見つかりますよ。おいしいお茶を淹れる蒸らし時間が見つけられたら、後はコントロールが自在にできるようになります。蒸らし時間を短くすれば少し薄めのすっきりしたお茶が淹れられますし、時間を延ばせば濃い目のどっしりした味が楽しめます。とは言っても、あまり濃いお茶はおすすめしません。お茶を飲む時間帯にもよりますが、眠れなくなったり、濃い液体はやはり胃に負担を掛けてしまいます。私の場合は少し薄めのすっきり系が好みです。

お湯の温度ですが、緑茶・白茶・花茶などは一度沸かしたお湯を落ち着かせて85℃前後がおすすめです。緑茶はお湯の温度が低目の方がより甘味を引き出せるようですが、あまり温度を下げてしまうと香りが薄くなってしまいます。龍井茶の場合は温度を下げても80℃くらいまで、清々しい香りを愉しむことをおすすめします。
青茶(烏龍茶)・紅茶・黒茶(プーアールなど)は100℃がおすすめ。あくまでも人それぞれの好みがありますが基本は100℃と思ってください。慣れてきたら少し温度を下げてどっしりとした深い味を愉しんでみましょう。お湯の温度を下げた場合は、蒸らしの時間を少し長めにするのが良いでしょう。
別の機会にお話ししますが、青茶(烏龍茶)・紅茶・黒茶の場合は一煎目は”洗茶”(せんちゃ/シィーチャァ)と言って、おいしいお茶をいただくために軽く蒸らします。茶葉のひらきを良くしてコンディションを整えるために行います。この一手間でお茶がおいしく入りますよ。あくまでもコンディションを整えるのが目的ですので、大量にお湯を注いだり、長い時間蒸らすのはもったいないです。茶壷(急須)をお使いなら半分より少し多めのお湯を注いで蓋をしたら、ゆっくり5つか6つ数えて茶海に移します。つまり実際に飲み始めるのは二煎目からってことですね。良い茶葉の場合は三煎目に味がぐっとのってきますよ。お茶を淹れる回数が進めば少しずつ蒸らす時間を延ばしてください。
※150㏄の茶壷(急須)の場合、使用する茶葉は4~5gほどが目安です。

さあこれであなたもおいしい中国茶・台湾茶を存分にお愉しみいただけますよ。
おいしいを探る旅の始まりです。

コラム「お茶の壷」連載スタート!

毎度当店をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

突然ですが、皆さん楽しいお茶時間お過ごしですか。

当店では、お店のご案内と皆様のお茶に関するお役立ち情報を発信すべくWEBサイトを立ち上げました。
そして、WEBサイト開設以来随分と時間が経ちましたが、サイト内での記事執筆が一行に進まず
いったい何時になったらWEBサイトが完成するんだか途方に暮れているところです。
私自身まだまだ修行中の身であり、また若いころと違い今では老眼鏡のお世話になるありさまで、
パソコンの前で長時間作業することがこれまた大変でして・・・。

もともと奥の深い中国茶・台湾茶の世界を体系的にまとめるなどということは、
私ごときには無理難題。とは言え、何とかしなくっちゃと一念発起!
考えたついたアイディアは、ご来店のお客様との会話の中で出て来た疑問・質問や、
自分なりに気付いたことをコラム形式でブログに書き留めて、情報量が溜まった時点で
分類して体系化する。
良い考えだと思いませんか。
そこで今回から「コラム”お茶の壷(ツボ)”」としてスタートすることにいたしました。
思い付きのタイトルですので途中で変わるかも知れませんが、どうぞよろしくお願いいたします。