テン紅(ディエンホン)
dianhong
テン紅(ディエンホン)
紅茶の名前は”滇红”(Dian hong:ディエンホン)と言います。日本では”テン紅”と呼ばれています。”滇”とは雲南省の古称で、雲南省全域で作られる工夫紅茶の総称ですが、現在では主に雲嶺山脈のふもとにある昌寧、雲県に育つ雲南大葉種と呼ばれるアッサム系の茶葉で作ります。金毫(ゴールデンティップ)が多く含まれているため水色は黄金色で、フローラルで華やかな香りがします。海外では”Yunnan”の名で祁門紅茶と並び高い人気を得ています。
紅茶は茶葉が鮮やかな紅色になるまで完全に発酵させて作られます。完全発酵させた紅茶には身体を温め、血液の循環を促す効果があり、冷えを取るお茶として注目されています。滇紅は茶葉に含まれるフェノール類やアルカロイドの量が中国産茶葉のなかで一番多量だというデータがあり、高い抗酸化作用が期待できます。風邪の予防や、疲労、むくみなどにもおすすめです。
産地 : 中国雲南省
茶葉の量 : 4~6g
湯の温度 : 90℃~100℃
抽出時間 : 20秒~30秒
標準的な2~3人用の茶壷(150cc程度)をご使用の場合。 上記はあくまでも目安です。茶葉の状態、茶器の種類などによっても変わりますので、ご参考まで。